Classic Movie Readingは名作映画を朗読劇にし、名作の魅力に再び焦点を当てるプロジェクト。
過去には「ローマの休日」「自転車泥棒」「風と共に去りぬ」「若草物語」を上演しており、Vol.4となる本作はシリーズ初となる邦画、小津安二郎監督の傑作「東京物語」を上演いたします。

<東京物語>
戦後日本における家族生活の変化と崩壊を描いた不朽の名作。
人生の悲哀と深淵が見事に描かれた、小津安二郎のまさに代表作である。家族同士の心の距離、血の繋がりを超えた絆や信頼、年老いた親が成長した子供たちを訪ねて親子の情愛を確認しあうという題材が、名匠・小津の手にかかるとどうなるのかを示した。
公開からおよそ60年後の2012年、英国映画協会が10年ごとに発表している「映画監督が選ぶ史上最高の映画」で第1位に選ばれた。
2024.10.26
Classic Movie Reading Vol.4「東京物語」
特設サイト公開
時代は、戦後すぐの復興期──。
尾道のしずかな海辺に暮らす老夫婦・周吉ととみは、東京にいる子供たちの顔を見るため、二十年ぶりに上京する。
はじめは両親の突然の来訪を歓迎する子供たちだったが、下町の開業医・長男の幸一と美容院を営む長女・志げは、多忙もあり、年老いた二人に不実な態度をとってしまう。
家族に蔑ろにされ肩を落とす周吉ととみ。
それを見かねた、戦死した次男の妻・紀子はわざわざ仕事を休んでまで二人を東京観光に連れ出し、夜は小さなアパートで精一杯もてなしを施す。
血の繋がりのない義理の娘の優しさと心遣いを受けた二人は、紀子へ感謝のことばを口にする。
やがて数日が経ち、次女・京子の待つ尾道へ帰っていく周吉ととみ。
途中とみが体調を崩すも、三男・敬三の住む大阪の家に泊まり、なんとか回復。
思わぬ形で子供たち全員と触れ合う機会を持てた二人は、様々な思いはあれど、今ある幸福を噛み締め帰路につく。

「ハハキトク」
子供たちに電報が届いたのは、二人が尾道へ帰ってから間もなくのことだった。

愛月ひかる

中尾隆聖
白石珠江
(劇団民藝)
斉藤レイ
平田裕香
広瀬登紀江

馬場良馬

内海光司
2025年2月5日(水) ~ 9日(日)
受付開始・ロビー開場、客席開場は開演45分前を予定しています。
上演時間は、公演時期が近づきましたら公式サイトにて発表します。


三越劇場
〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
日本橋三越本店本館6階
東京メトロ銀座線/半蔵門線【三越前駅】 直結
東京メトロ銀座線/東西線【日本橋駅】(B9出口)より徒歩5分
都営浅草線【日本橋駅】より 徒歩5分
JR総武線快速【新日本橋駅】徒歩7分
全席指定・税込
前売・当日:9,900
※未就学児入場不可

チケット取り扱い
後日発表いたします。